【専門医解説】モーニング大腸カメラとは?午前中に帰れる大腸内視鏡検査

目次
【おなかとおしりの相談窓口】西八王子やまたか消化器内視鏡クリニック(やまクリ)ブログです。
大腸カメラの外来で、もっとも多く聞かれる質問の1つが
- 「大腸カメラって、
1日かかりますよね?」 - です。
初めての方はもちろん、以前の検査経験が大変だった方ほど、こうした不安は強くなりますよね。
結論からお伝えすると
大腸カメラは
“1日がかりの検査”ではなくなってきています。
当院では、午前中に検査を終えて帰宅できる「モーニング大腸カメラ」を行っています。
忙しい方でも受けやすい内視鏡の形として、ぜひ知っていただきたいと思います。
【結論】
大腸カメラは「1日がかり」じゃない!
午前中に帰れる
『モーニング大腸カメラ』
- ●大腸カメラは、1日がかりでなくても受けられます
- ・モーニング大腸カメラは午前中に帰宅できます
- ●院内の滞在時間は約90〜120分程度
・準備、検査、休憩、説明まで含めての時間です
●麻酔(鎮静剤)を使っても、午後は日常生活に戻れる方が多いです
・帰るときには効果が薄くなります
●胃カメラも同日でまとめて行うことができます
●費用は、モーニングだから高いということはありません
・通常の大腸カメラと同じです
「受けたいけど1日時間が取れない」
「前日が大変そう」
そんな方こそ、まずは一度ご相談ください。
「モーニング大腸カメラ」
について
「モーニング」と聞いても、何時から始まるのかわかりませんよね。
モーニングという言葉から、朝8時や9時に検査が始まるイメージかもしれませんが、
当院の大腸カメラは10:00から始まります。
“モーニング”とは、
「午前中に終わって帰宅できる」検査
です。
総合病院などでは午前中は準備、午後から検査、帰るのは夕方というところも多いです。
当院ではできるかぎり日常に戻れる時間を早くしたい、という考えから、
午前中で帰れる大腸カメラ
「モーニング大腸カメラ」
を実施しております。
どれくらいで帰れますか?
(院内滞在時間の目安)
実際にどれくらいの時間で帰れるかというと、
院内での滞在時間が以下をすべて含めて
約90〜120分程度
です。
- 検査前の準備
- 大腸内視鏡検査
- 鎮静剤を使った場合の休憩
- 結果説明
- お会計
混雑や処置内容で前後しますが、
12:00頃には帰宅できることが多いです。
「麻酔は夜まで残る?」—よくある誤解です
お昼に帰ることができても、
「麻酔が夜まで残っていたらどうしよう?」
と心配される方が多いです。
鎮静剤の効果は帰るときにはかなり薄くなっていることが多く、
昼過ぎには日常生活を送れる方がほとんどです。
もちろん、薬の効き方には個人差があり、少し眠気が残る方もいますが、
「1日中かかる」という方は少ないです。
※鎮静剤を使用する場合、当日の車・バイク・自転車の運転はお控えください。
午前中で終わると、なにが良いの?
いちばん大きいメリットは、
生活への影響が少ないこと
です。
- ●午後は家事や用事ができる
- ●午後から仕事に戻れる方もいる
●予定の調整がしやすく、先延ばしにしなくていい
●「検査のために1日空ける」心理的負担が減る
初めて大腸カメラ検査を受ける時は勇気がいります。
検査にかかる時間が短いと知っていただくことで、
検査のハードルを下げることが
とても大切だと考えています。
「胃カメラも同日」で受けられます
モーニング大腸カメラの良さは、
条件が合えば
胃カメラも同日で受けられる
ことです。
「仕事や家庭の都合で何度も通えない」
そんな方ほど、同日検査はメリットが大きいです。
※同日検査には、体調や持病などの条件があるため、診察でご相談ください
向いている方・注意が必要な方
向いている方
- ●仕事や家事で1日休みを取りづらい方
- ●「大腸カメラは1日がかり」と思っている方
- ●前日から予定を調整するのが負担な方
- ●検査が必要と言われているが、先延ばしにしている方
注意が必要な方
基本的には多くの方が対象ですが、以下の方は事前に相談が必要です。
- ●朝早い時間から下剤を飲むのが苦手な方
- ●高齢で全身状態が不良の方(心肺疾患などがある方)
- ●便秘が非常に強い方(ほとんどは調整で対応可能です)
- ●鎮静剤に制限がある方
当院では、既往歴や全身状態を確認し、無理のない方法をご提案いたします。
大腸カメラ検査を受けることで
私はこれまで外科医として、進行した大腸がんの治療に多く携わってきました。
その経験から強く思うのは、
「早く見つければ、治療は驚くほど軽くできる」
という事実です。
大腸がんの多くは、ポリープから少しずつ進行します。
この段階で見つけられれば、
- ●小さいポリープは、当院でその場で切除
- ●少し大きい・リスクのあるポリープは、入院可能な総合病院へ紹介
(それでも内視鏡で切除できるケースが多く、手術が不要なことがあります)
もし手術が必要になったとしても、早期であれば腹腔鏡やロボットで完遂でき、開腹が避けられることも増えます。
抗がん剤が不要になるケースもあります。
だからこそ、私は「大腸カメラを“特別な検査”にしない」ことが大切だと考えています。
無理にモーニング大腸カメラ検査にこだわる必要はありませんが、
忙しい方が先延ばししないために、
治療が重くなる前に見つけるために、
「モーニング大腸カメラ」を選択肢として知っていただきたいと考えています。
まとめ
- ●大腸カメラは「1日がかり」ではありません
- ●モーニング大腸カメラは、午前中に帰宅できる検査です
- ●院内滞在時間は、検査〜説明まで含めて約90〜120分程度
- ●麻酔は昼過ぎには薄くなり、午後は日常生活に戻れる方が多いです
- ●条件が合えば、胃カメラも同日にまとめられます
「受けたいけど時間が取れない」
「前日が大変そうで踏み出せない」
そんな方こそ、まずは一度ご相談ください。
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当院の大腸カメラの特徴
当院は西八王子駅徒歩2分。苦痛を抑えた大腸と胃の内視鏡検査を中心に、消化器・肛門疾患の診療を行っています。
午前中で終わる大腸カメラ、1日で終わる胃と大腸の同日内視鏡、鎮静剤を用いた内視鏡、女性医師による内視鏡検査をご希望の方はご相談ください。
記事監修(この記事の執筆者)
西八王子やまたか消化器・内視鏡クリニック 副院長:山高 謙
- 日本外科学会(外科専門医)
- 日本消化器内視鏡学会(消化器内視鏡専門医)
- 日本消化器内視鏡学会(上部消化管内視鏡スクリーニング認定医)
- 日本消化器内視鏡学会(下部消化管内視鏡スクリーニング認定医)
- 日本ヘリコバクター学会(H. pylori感染症認定医)
- 大腸肛門病学会
※本記事は一般的な医療情報と筆者の臨床経験にもとづく見解を含みます。体質や症状により最適な対応は異なります。心配なときは医療機関でご相談ください。急な強い症状がある場合は、救急受診も検討してください。

