【症例報告】サバのあと夜中から続くみぞおちの痛み…胃アニサキスを当日内視鏡で摘出しました

※患者さんより症例の掲示にご了承いただき掲載しております。また、個人が特定されないよう、内容は一部調整しています。
『おなかとおしりの相談窓口』
西八王子やまたか消化器内視鏡クリニック(やまクリ)ブログです。
今回は、胃アニサキス症を当日胃カメラで摘出した症例をご紹介します。
「刺身や〆鯖のあと、波のある胃痛で眠れない」という方の参考になれば幸いです。
目次
【症例】
サバを食べた翌朝まで続く
「波のあるみぞおちの痛み」
来院までの経過
患者さんは前日の夜にサバを食べ、その夜中に胃の痛みで目が覚めたとのことでした。
痛みは朝まで続き、波がある強い痛みで眠れなかったそうです。
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痛みの場所:みぞおち(上腹部)
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下痢:なし
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発熱:なし
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過去にアニサキスを経験しており、今回も「同じ感じがする」と受診を決意されました。
【診察】
当日緊急胃カメラでアニサキスを確認
→ その場で摘出
症状と食事内容から胃アニサキス症を疑い、来院当日に緊急で胃カメラを行いました。
胃の中にアニサキスが粘膜に噛みついている所見を認め、鉗子で摘出して治療を終了しました。
胃アニサキス症は、虫体を取り除くことがいちばん確実で早い治療です。
薬だけでは原因が残るため、痛みが続くことがあります。
【医師からのアドバイス】
アニサキスの対処法
筆者自身はアニサキスになったことはありませんが、
アニサキス症例を見るたびに、
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「よく噛む」
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「食べる前に表面をさっと見る癖がつく」
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「基本は火を通す(加熱)」
といったことを注意しています。
また、以前に浜松の病院に勤めていた時に感じましたが、
『海鮮がおいしい地域ほどアニサキスに出会う』
人もアニサキスも新鮮な魚が好きなようです。
「新鮮=安全」とはならず、
むしろ、
「新鮮=アニサキスのリスク」
となるのが困りますね。
【受診の目安】
こんなときは“当日受診”を
次のような場合は、胃アニサキス症の可能性があります。
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・24時間以内に 刺身・寿司・しめ鯖などの生魚 を食べた
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・波のある強いみぞおち痛が出た(眠れないほど)
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・市販薬を飲んでもあまり変わらない
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・吐き気はあるが、高熱はない(※発熱があっても否定はできません)
※胃潰瘍、急性胃粘膜障害、胆石など別の病気でも似た痛みが出るため、胃カメラは鑑別にも有用です。
【まとめ】
新鮮なお魚には要注意
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生魚のあとに、波のある強いみぞおち痛が出たら胃アニサキス症の可能性あり
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最短で確実な治療は、胃カメラで虫体を摘出すること
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「様子見」でつらい時間が長引くこともあります
不安な症状がある方は、お早めにご相談ください。
ご予約・お問い合わせ
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当院は西八王子駅徒歩2分。苦痛を抑えた胃・大腸内視鏡を中心に、消化器・肛門疾患の診療を行っています。
※本記事は一般的な医療情報と症例の紹介です。症状や体質により最適な対応は異なります。強い痛みが続く、ぐったりしている、吐血・黒色便などがある場合は、救急受診も含めてご検討ください。

