
「胃がんも大腸がんも、そろそろ心配…」
「検査は受けたい。でも何度も仕事を休めない」
「下剤や食事制限がつらそうで、先延ばしにしてしまう」
そんな方のために、当院では胃カメラ(上部内視鏡)と大腸カメラ(下部内視鏡)を同じ日に行う「胃カメラ・大腸カメラ同日検査」に対応しています。
検査の準備(食事制限・下剤)を1回でまとめられ、通院回数も減らせます。
忙しい方ほど、メリットが大きい検査の受け方です。
【まず結論です】(迷ったらここだけ)
- 所要時間:院内滞在の目安は来院〜会計まで約1.5〜2時間前後
- 同日でできるか:基礎疾患・内服薬などを踏まえ、診察で安全に判断します
- 鎮静剤:ご希望に応じて使用し、検査中はモニターで安全管理します(多くの方はウトウトしている間に終わったという体感です)
- 当日の注意:鎮静剤を使用した場合は当日の運転はできません
- ポリープ:状態により当日切除が可能です(薬・大きさ・数で判断)
「検査を同じ日にまとめたい」
と思ったら、まずはご相談ください
症状や健診結果を伺い、同日検査が適しているかを一緒に整理します。診察だけでも大丈夫です。
※鎮静剤を使用した検査では当日の運転はできません。公共交通機関または送迎でお越しください。
同日検査はどんな方におすすめ?
胃と大腸は、どちらも早期発見が重要です。
「いつか受けよう」と思いながら先送りにせず、1日で完了できる同日検査という選択肢をご検討ください。
関連ページ: 胃カメラ / 大腸カメラ / モーニング大腸カメラ / イブニング胃カメラ
胃カメラ・大腸カメラ同日検査とは
胃カメラ(食道・胃・十二指腸)と、大腸カメラ(大腸全体)を、同じ日に続けて行う検査です。
以前は別々の日に行うのが一般的でしたが、安全管理と体制が整ったことで、1日で両方をチェックできるようになりました。
検査の順番は「胃カメラ → 大腸カメラ」です。
胃の中をきれいに保った状態で胃カメラを行い、そのまま大腸カメラへ移行することで、スムーズで安全な流れになります。
同日検査のメリット(4つ)
メリット1:通院回数・拘束時間を大幅に減らせる
別日で行う場合、事前診察・検査日がそれぞれ必要になり、結果説明まで含めると通院回数が増えがちです。
同日検査なら、「まとめて1日で検査」ができるため、忙しい方ほどメリットが大きくなります。
メリット2:食事制限・下剤など“準備”が1回で済む
内視鏡検査でつらいポイントは、前日からの食事制限と、当日の下剤(腸管洗浄剤)です。
同日検査では、この準備が1回で完結します。
「下剤の日が1回で済む」ことは、患者さんにとって大きな負担軽減です。
※前日の食事内容は、消化によいものをお召し上がりください
メリット3:トータル費用が抑えられることが多い
別日で受けると、その都度の診察料・管理料などが重なりやすくなります。
同日にまとめることで、重複する費用が1回分で済み、結果としてトータルの自己負担が抑えられることがあります。
さらに通院回数が減るため、交通費などの間接コストも軽減します。
メリット4:胃と大腸を1日でチェックできる安心感
日本人で多い「胃」と「大腸」のリスクを、1日でまとめて確認できます。
便潜血陽性の方、ピロリ菌の既往がある方など、消化管全体のチェックが必要な方にとって、検査の先延ばしを防ぐという意味でも有効な選択肢です。
同日検査の流れ
(タイムライン)
前日
夕食は21:00まで済ませてください。寝る前に指定の下剤(錠剤)をお飲みいただきます。
水・お茶などの水分摂取は可能です。
当日の朝
自宅でボトルの下剤を服用し、排便を繰り返して腸内をきれいにします。
便が透明な水様になってきたら準備完了です。おなかが落ち着いたら来院してください。
※院内で下剤を飲む場合は、来院後に下剤の内服を始めます。
来院・受付
バイタルチェックを行い、検査着に着替えます。点滴を確保し、鎮静の準備をします。
検査(胃カメラ → 大腸カメラ)
まず胃カメラ(5〜10分程度)を行い、そのまま続けて大腸カメラ(10〜20分程度)を行います。
必要に応じて、組織検査(生検)や、大腸ポリープ切除を行うことがあります。
検査後
鎮静剤を使用した場合は、リカバリールームで30~60分ほどお休みいただきます。
結果説明・お会計
目が覚めた後、医師より画像を見ながら結果説明を行います。
※組織検査を行った場合は、病理結果の説明が後日になります。
●院内滞在時間の目安:来院〜会計まで 約1.5〜2時間前後
(検査内容・混雑状況・処置の有無により前後します)
※院内で下剤を服用する場合は、来院時間が早くなるため滞在が長くなることがあります。
胃カメラ・大腸カメラ
同日検査の費用目安
(保険診療・3割負担の場合)
※下記はあくまで目安です。
病理検査(生検)の有無、切除するポリープの数や大きさ、使用する薬剤などにより変動します。
表は「胃+大腸を両方受けた場合の合計費用目安」です。
| 内容 (胃+大腸の合計) |
費用の目安(3割負担) | 補足 |
|---|---|---|
| 胃・大腸 検査のみ(観察) |
約 12,000円〜 | 同日にまとめることで重複する費用が抑えられることがあります |
| 胃・大腸 病理検査あり(生検) |
約 16,000円〜 | 採取部位・個数により変動 |
| 胃・大腸 検査+大腸ポリープ切除あり |
約 25,000円〜 | ポリープの大きさ・数により変動 |
別日に検査を行う場合、再診料・麻酔使用料などがそれぞれで発生しますので、
同日検査は別日で検査をするより合計の費用負担が軽くなります。
詳しい費用は、診察時に症状・目的(健診精査/症状/フォロー)を踏まえてご案内します。
便潜血陽性で精密検査が必要な方は:便潜血陽性
安全性・よくある不安への回答
「麻酔(鎮静剤)が2倍になって危険では?」
同日検査では、鎮静剤を「単純に倍量」使うわけではありません。
胃カメラから大腸カメラまでを通して、呼吸や血圧などを確認しながら、必要に応じて必要最小限となるよう調整します。体調や既往により使用量は個別に最適化します。
検査中は酸素飽和度などをモニターし、必要時は酸素投与を行える体制で安全管理を行います。
患者さんの体感としては、ウトウト(あるいは寝ている)間に胃も大腸も終わっていたという方が多いです。
「体が持つの?長時間で負担が大きいのでは?」
胃カメラは短時間(5〜10分程度)、大腸カメラも通常10〜20分程度です。
検査時間は合計でも数十分で、多くの方で同日の実施が可能です。
鎮静剤を使用した場合は、リカバリールームで十分にお休みいただき、歩行確認をしてからご帰宅いただきますのでご安心ください。
ただし体力・基礎疾患などにより、別日をご提案する場合があります(安全最優先です)。
「下剤が不安です」
下剤が不安な方はとても多いです。
通常、大腸カメラの下剤は1500〜2000ml飲むことが多いですが、当院では480mlで済むタイプを採用しています。
また、胃カメラと大腸カメラの同日検査でも、下剤の量が特別に増えるわけではありません。
同日検査の大きな利点は、“面倒な食事制限が1回で済む”ことです。
事前説明を丁寧に行い、当日もスタッフがサポートします。
受けられない/注意が必要な方
安全を最優先に、以下に該当する方は同日検査を見合わせ、別日での検査や連携病院をご提案する場合があります。
- 重い心疾患・呼吸器疾患・腎機能障害など、コントロール不良の基礎疾患がある方
- 高齢で体力が低下している方(長時間の処置が負担となる可能性)
- 過去に鎮静剤でアレルギーや強い呼吸抑制などのトラブルがあった方
※「同日でできるか不安」という方も、まずは診察で安全に可否を判断します。遠慮なくご相談ください。
よくある質問(Q&A)
まずは相談(診察)だけでも大丈夫ですか?
はい。症状や健診結果を伺い、同日検査が適しているか(優先順位も含めて)ご提案します。
同日検査は誰でも受けられますか?受けられないケースはありますか?
多くの方が対象になりますが、基礎疾患(心臓・呼吸器など)や体力、内服薬(抗血栓薬など)、過去の鎮静トラブル等により、別日をご提案する場合があります。安全を最優先に判断します。
当日はどれくらい時間がかかりますか?最短でいつ受けられますか?
来院〜会計まで約1.5〜2時間前後が目安です(処置の有無や混雑状況で前後します)。
検査日は枠の空き状況や事前準備(下剤の受け取り等)によりますので、お急ぎの場合はお問い合わせください。
下剤は院内と自宅、どちらで飲めますか?
体調やご希望に応じてご案内します。
ご自宅での服用が不安な方は、診察時にご相談ください。
鎮静剤(静脈麻酔)は使えますか?使わなくてもできますか?
どちらも可能です。
基本的には鎮静剤を使用して検査を行いますが、ご希望や体調に応じて調整します。使用した場合は当日の運転(車・バイク・自転車)はできません。
ポリープが見つかったら、その場で切除できますか?結果は当日わかりますか?
状態によっては日帰り切除が可能です(抗血栓薬の内服状況やポリープの大きさ・数などで判断します)。結果は画像所見を当日説明します。組織検査(生検)や切除を行った場合、病理結果は後日となります。
胃カメラ・大腸カメラ同日検査をご検討の方へ
内視鏡検査は「受けるまで」が一番ハードルが高い検査です。
だからこそ当院では、忙しい方が受けやすい仕組みとして同日検査をご用意しています。
「検査が怖い」「下剤が不安」「何度も通えない」――その気持ちごと、まずはご相談ください。
関連ページ: 当院の胃カメラ検査について / 当院の大腸カメラについて / 消化器専門外来

