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予防接種

インフルエンザワクチン

インフルエンザワクチン国内では例年、インフルエンザの流行は12月から翌年3月頃にかけて広がります。
ワクチンは接種後、効果が出るまでにおよそ2週間かかり、その効果は約5ヶ月間持続します。そのため、11月中旬までの接種を推奨しております。

予防接種費用 ○○円(税込)
八王子市に住民票を置く65歳以上の方 ○○円(税込)

新型コロナウイルスワクチン

当院では、新型コロナウイルスの感染予防と重症化対策として、ワクチン接種を実施しております。
接種当日は体調を確認したうえで行い、終了後は一定時間、院内で経過を見守ります。
安全・安心に接種を受けて頂けるよう、丁寧な対応を心がけております。

予防接種費用 ○○円(税込)
八王子市に住民票を置く65歳以上の方 ○○円(税込)

肺炎球菌ワクチン

肺炎の原因として最も多いとされるのが肺炎球菌です。
このワクチンは、肺炎球菌による肺炎などの感染症を予防し、重症化のリスクを抑える効果があります。
接種は通年で可能ですが、再接種の際には注意が必要です。5年以内に再接種を行うと、接種部位に強い痛みが出る場合があるため、少なくとも5年以上の間隔を空けて接種してください。

日本脳炎ワクチン

日本脳炎は、日本脳炎ウイルスを持つ蚊に刺されることで感染する病気です。
感染しても多くの方は無症状ですが、0.1〜1%の割合で脳炎を発症することがあり、その場合は命に関わる重篤な経過を辿ることがあります。発症すると、20〜40%の方が死亡し、生存しても多くは後遺症が残ります。
こうした重症化を防ぐためにも、日本脳炎に対する免疫をしっかりと獲得しておくことが重要です。
予防のためには、計4回のワクチン接種が推奨されており、第1期として3歳で2回、4歳で1回、さらに第2期として9歳頃に1回接種するのが基本的なスケジュールです。

帯状疱疹ワクチン

帯状疱疹は、水ぼうそうと同じ水痘・帯状疱疹ウイルスによって引き起こされる皮膚疾患です。体の片側に沿って、赤い発疹や水ぶくれが帯のように現れ、強い痛みを伴うのが特徴です。多くは胸や背中など上半身に現れますが、顔や目の周囲に及ぶこともあります。
皮膚症状の前段階として、ピリピリと刺すような痛みが出る場合もあり、皮膚の症状が治まった後も「帯状疱疹後神経痛(PHN)」と呼ばれる慢性的な痛みに悩まされることがあります。また、発症部位によっては、顔面神経麻痺、角膜炎、難聴などの合併症を引き起こすこともあります。
帯状疱疹ワクチンは、50歳以上の方が接種対象です。日本人の成人のほとんどが原因ウイルスに対する抗体を保有していますが、加齢により免疫力が低下すると再活性化して発症するリスクが高まります。
ワクチン接種は免疫を高める手段の1つであり、発症や重症化の予防に役立ちます。ただし、完全に発症を防げるわけではなく、接種が難しいケースもありますので、事前に医師にご相談ください。

2種類の帯状疱疹ワクチンの比較

帯状疱疹の予防に使用されるワクチンには、2つの種類があります。
従来から使用されている乾燥弱毒生水痘ワクチン「ビケン」と、新たに登場した不活化ワクチン「シングリックス」です。
それぞれの特徴や違いについて、以下にまとめています。

  乾燥弱毒水痘生ワクチン シングリックス
ワクチンの種類 生ワクチン 不活化ワクチン
接種方法・回数 皮下注射/1回 筋肉注射/2回(2~6ヶ月後)
対象年齢 年齢制限なし 50歳以上
発症予防効果 51.3% 50歳以上 97.2%
70歳以上 89.8%
帯状疱疹後神経痛抑制効果 66.5% 50歳以上 100%
70歳以上 85.5%
持続期間 約5年 9年以上
副反応 軽度の腫れ、痛み、発赤
(3日~7日で消失)
腫れ、痛み、発赤、倦怠感、頭痛など
(3日~7日で消失)
メリット ・1回の接種で完了
・費用が比較的安価
・高い予防効果が望める
・免疫が低下している方や妊婦でも接種できる
・長期間の効果が期待できる
デメリット ・免疫が低下している方や妊婦は接種不可
・効果の持続期間が短い
・費用が比較的高い
・副反応がやや強い
・接種が2回必要

どちらのワクチンを選ぶかは、年齢や健康状態、予算などを考慮して決める必要があります。
「ビケン」は費用が抑えられ、1回で済む手軽さが魅力ですが、「シングリックス」は高い予防効果と長期的な持続性が特徴です。

予防接種を受けられない方・注意が必要な方

  • 体温が37.5℃以上ある場合
  • ワクチンに含まれる安定剤、卵、抗生物質などにアレルギーのある方
  • 以前にワクチン接種後2日以内に、発疹・発熱・蕁麻疹などのアレルギー症状が出たことがある方
  • 妊娠中で、麻疹や風疹の予防接種を予定している方
  • ご家族に先天性免疫不全の方がいる、またはご自身が免疫不全と診断されたことがある方
  • 過去に痙攣発作を起こしたことがある方
  • 重度の急性疾患を発症している方
  • 血液疾患、心臓病、腎臓病、肝臓病などで治療中の方

抗体検査料金

対象:麻疹・風疹・ムンプス・水痘 1種類 5,000円
2種類 6,500円
3種類 8,500円
4種類 10,000円
※ビームゲン(B型肝炎抗体検査) 5,500円
(数値まで確認する場合は6,600円)
※血液型検査(ABO+Rh) 3,300円

予防接種料金

水痘(水ぼうそう/帯状疱疹) 9,000円
ムンプス(おたふく風邪) 7,100円
ニューモバックス(肺炎球菌) 8,900円
ビームゲン(B型肝炎) 5,500円
エームゲン(A型肝炎) 8,000円
三種混合
(ジフテリア・百日咳・破傷風)
4,800円
四種混合
(ジフテリア・百日咳・破傷風・不活化ポリオ)
9,350円
RSウイルスワクチン 26,000円

予防接種後の注意点

ワクチン接種後は、急な副反応が現れる可能性があるため、特に接種から30分間は注意が必要です。また、念のため接種後1週間程度は、体調や接種部位の変化に気を配りながらお過ごしください。
接種当日は、激しい運動や過度な負担を避け、注射した部位を強く擦らないようご注意ください。
入浴は大丈夫ですが、体調に違和感がある場合や、接種部位に異常を感じた際は、すぐに当院までご相談ください。